今回、観光立国推進基本計画(素案)のパブリックコメントを初めて提出しました。
きっかけは、私が登録している党のメールマガジンでパブリックコメントの案内を見たことです。その案内では、特定の意見を押し付けるものではなく、「制度を知り、関心を持ってもらうこと」が目的と説明されており、子育て中の一市民として一度向き合ってみようと思いました。
同じように「気になっているけど一歩踏み出せていない」という方の参考になればうれしいです。
最初に引っかかった「国際認証」という言葉
素案を読んでいて、最初に手が止まったのが「国際認証・表彰地域」という部分でした。
Green Destinations(GD)や Best Tourism Villages(BTV)といった国際認証の取得を推進する方針が示されていましたが、正直なところ、これが地域の観光振興や住民生活の向上にどこまで直結するのか、少しイメージが持てませんでした。
認証取得は本当に地域のためになるのか
持続可能な観光地域づくりという方向性自体には賛同しています。
ただ、認証を取得すること自体が目的化してしまわないか、という点は気になりました。
特に、認証取得・維持に伴う自治体側の事務負担やコストに対し、地域住民や地元事業者にどのような実質的メリットが還元されるのかは、もう少し見える化されてもよいのではないかと感じています。
地域ごとの事情と「一律モデル」への違和感
地域ごとに守るべき文化・環境・生活課題は大きく異なります。
そのため、専門家主導の一律的な枠組みの導入だけでなく、自治体と地域住民との十分な対話を通じて、地域の優先事項を整理するプロセスがより重要になるのではないかと思いました。
観光客の受入れと住民生活の質の確保をどう両立していくのか。
子育てしながら地域で暮らす立場としても、この点は今後ますます大切になってくるテーマだと感じています。
多様な人材活躍と「現場の安心感」
また、訪日外国人の受入れ拡大や地域の国際化が進む中で、観光分野に限らず、医療・接客・生活サービスなど様々な現場で多様な人材が活躍していくことが想定されます。
最近、かかりつけの歯科医院で担当の先生が変わり、細かな意思疎通の難しさを感じた経験がありました。
外国人材の活躍自体には賛成ですが、医療や接客など生活に密接な場面では、言語だけでなく利用者とのコミュニケーションの質や安心感も非常に重要だと実感しました。
外国人材の活躍促進と同時に、現場での相互理解をどう高めていくのか。
この視点も、観光地域づくりを進める上で大切な論点の一つではないかと思います。
一市民でもパブリックコメントは出せる
今回、初めてパブリックコメントを提出してみて、「一市民でも意見を届けることはできるんだ」と実感しました。
制度や計画は少し難しく感じる部分もありますが、日々の生活の中で感じた小さな違和感からでも、意見を言葉にしてみることには意味があるのではないかと思っています。
これからも、子育て世代の生活者目線で、身近な政策や地域の動きを少しずつ見ていきたいと思います。

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