私は今回の参議院選挙で、参政党のポスター貼りボランティアに参加しました。
それまではただの「街にあるポスター」としか思っていなかったのに、自分が実際に貼る側になってみると、他の政党のポスターもつい気になって見てしまうようになりました。
そんな中でひときわ目立ったのがNHK党のポスター。
立花さんの顔だけが大きく写っていて、候補者の名前はまさかのマジック手書き。
「なにこれ?」と思いつつも気になって調べてみたら、彼らなりの理由があることがわかりました。そしてそこから見えてきたのは、「制度が変わる瞬間」とその背景でした。
📌 目次
🗳 あの変なポスターの理由
今回の選挙で街中に貼られていたNHK党のポスター。立花さんの顔がドーンと載っていて、候補者の名前は手書きで追加されていました。
最初は「こんなのあり!?」と思いましたが、調べてみるとそこには理由がありました。
📌 実は法律が変わっていた
2025年5月、公職選挙法が一部改正され、選挙ポスターには「候補者の氏名を見やすく記載すること」が義務化されました。
この法律改正の背景には、一部の政党が候補者の名前を載せない「共通ポスター」を大量に使用し、掲示板が“誰のものか分からない”状態になっていたことがありました。
特にNHK党は、党代表の顔写真だけを大きく掲載したポスターを全国に貼り出し、有権者から「不親切だ」「制度の抜け穴を突いている」といった批判を受けていました。
そうした声を受けて、「候補者名は明確に記載すべき」という考えが高まり、法改正につながったという経緯があります。
つまり、今のNHK党のポスターに手書きで名前が書かれているのは、法律をギリギリ守るための“苦肉の策”だったわけです。
📺 NHK党は本当にNHKを変えたのか?
私はNHK党の支持者ではありませんが、NHKの受信料制度に対して声を上げ続けてきたことには、ある種の意義を感じています。
✅ 話題を呼ぶ活動はしていた
- NHKとの裁判で“勝訴”した例(547円の利息を巡るもの)
- スクランブル放送(見たい人だけが払う)の提案
- NHK受信料の減少(ただしテレビ離れも大きな要因)
⚠️ でも実際には…
法制度の大きな変更やNHKの体制そのものの変化には至っていないのが現実です。
一部では評価されているけれど、現時点ではまだ「象徴的・話題喚起的な成果」にとどまっていると感じます。
🌊 制度が変わるきっかけって、実はこういうことかも
🎯 NHK党のポスター戦略 → 法改正
「選挙ポスターってこんなに自由なの?」「誰の選挙か分からないじゃん!」
そんな市民の声や違和感が集まった結果、
→ 候補者名を明記する義務が法律によって新設 されたのです。
🔄 他にもある、社会の制度変更のパターン
分野 | 事例 | 結果 |
---|---|---|
🚌 バス・鉄道 | 迷惑行為や割り込み | → 優先車両やルール整備 |
🎮 ゲーム | チートやバグ技法 | → パッチ対応やルール改正 |
💻 IT企業 | 税制の穴をついた策税 | → 政府が法改正し節制 |
🥧 受験 | カンニングや不正受験 | → 手持ち品検査や厳重化 |
こういう「問題を起こしてルールを変えさせる」ような法改正は、一種のショック療法のように感じます。
🤔 だからといって、手段が良いとは限らない
「制度が変わったからいいじゃん」 ではなく、
「どういう方法で変えたのか? そのやり方も社会としてOKなのか?」
やり方自体も、見極めることが大切だと思います。
📝 今回感じたこと
私は誰かを無条件で支持するつもりはないし、政党に肩入れしたいわけでもありません。
でも「違和感に気づくこと」「気になったら調べてみること」ってすごく大事だなと感じました。
今回の“変なポスター”が、私にとっては社会を知るきっかけになった気がしています。
この記事が、「なんか変だな」と思っていた誰かのヒントになったらうれしいです。
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