最近の子どもたちは、スプランキーやブレインロッド、ハロウィンなど、ちょっと不気味でおどろおどろしいものに夢中。
でも、親としては「教育に悪いんじゃ…?」「不安な影響があるのでは?」と心配になりますよね。
この記事では、子どもが怖いものを好む理由とその背景、そして世界各国の動きや科学的な視点を交えて、親としてどう関わればいいかを一緒に考えてみたいと思います。
目次
- 1. ちょっと怖い=ちょっとワクワク
- 2. ハロウィン文化の定着
- 3. YouTubeやゲームで「怖い」は日常に
- 4. 海外では「YouTube禁止」の動きも
- 5. 科学的に見た「怖いコンテンツ」の影響
- 6. 親としてできること(今の日本の現状で)
- まとめ
🧠 1. ちょっと怖い=ちょっとワクワク
子どもにとって「ちょっと怖い」は、ドキドキとスリルを楽しめるエンタメの一種。
例えばお化け屋敷やホラーっぽいアニメを見て、「怖い〜!」と叫びながらも笑っている…そんな姿、見たことありませんか?
心理学的には、安全な環境での恐怖体験は、感情を調整する訓練になるとも言われています。
🎃 2. ハロウィン文化の定着
日本でもすっかり定番となったハロウィン。
ゾンビやお化け、ドクロの仮装やお菓子が「怖いけど楽しい」存在になり、子どもたちの遊びや季節行事として親しまれています。
📱 3. YouTubeやゲームで「怖い」は日常に
近年では、YouTubeやゲームで不気味なキャラやホラー表現に簡単に触れられるようになっています。
- ロブロックスのホラーマップ
- マイクラのゾンビモード
- 「怖いけどギャグっぽい」動画シリーズ
子どもにとって、怖い=楽しい世界観になりつつあるのです。
🌍 4. 海外では「YouTube禁止」の動きも
オーストラリアでは2025年、16歳未満へのYouTube利用禁止に向けた法案が進められています。
その背景には、次のような懸念があります:
- アルゴリズムによって強い刺激や過激な動画へ誘導される
- 親の知らないうちに不適切な内容に触れてしまう
- 依存・睡眠障害・感情の不安定化など
ヨーロッパ各国でも、SNSや動画サービスへの年齢制限や保護者の許可制が広がりつつあります。
🔬 5. 科学的に見た「怖いコンテンツ」の影響
少量の怖さ=感情の学習というメリットもありますが、過度な刺激はリスクも。
- 夜眠れなくなる
- 漠然とした不安感が残る
- 攻撃的な行動や依存症状に
特に幼児〜小学校低学年では、フィクションと現実の区別が曖昧なため、内容と年齢のバランスがとても大事になります。
👨👩👧 6. 親としてできること(今の日本の現状で)
日本では、SNSやYouTubeへの年齢制限があっても形だけで、子どもたちは日常的にネットに触れています。
そこで現実的にできるのは「禁止」より「見守り・対話・ルール作り」。
- ✅ 一緒に視聴して「怖い」を言語化・共有する
- ✅ 見た後の反応を観察し、安心できる時間を設ける
- ✅ 視聴時間やアプリの制限など家庭内ルールを設ける
- ✅ 怖い映像のあとにポジティブな体験を取り入れる
「ちょっと怖いもの」とどう付き合うかを、親子で考える姿勢が大切です。
📌 まとめ
子どもが怖いものに惹かれるのは、成長のサインであり、感情の幅を学ぶ過程でもあります。
ただし、無制限・無防備に触れさせることは、心や身体に悪影響を及ぼすリスクもあると科学的に証明されています。
「怖いけど大丈夫」な環境をつくるのは、親の大切な役目。
一緒に話し、見守り、安心できる範囲で「ちょっと怖い冒険」を楽しませてあげましょう。
時代やテクノロジーが変わっても、子どもが安心して育つために必要なのは「親のまなざし」なのかもしれません。
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